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半蔵門ギャラリー 紺紙金字大般若経巻頭  

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紺紙に銀泥にて界線を引き、金泥にて大般若波羅蜜多経を書写したものです。その書はやや大振りで、一点一画、終筆のハネ、ハライなど全て同じ調子できっちりと書写されており、心を奪われます。

時代は、平安時代末期といっても良いと思うのですが、控えめに藤末鎌初と致します。

状態は、ご覧のとおりのマクリ(左画像・下)、書写された当時(12〜13世紀)のままです。そして、金字に所々若干のスレ、紺紙にしわ、折れ、天地の小さな破れなど、時代なりの状態で、総じて良好の部類に入るものです。

紺紙金字経が映える古い額(*)に入れてみました。紙背に和紙を当て、ガラスで抑えているだけの簡易額装です。外してお手に取ってお楽しみいただくことも可能です。

藤末鎌初の紺紙金字経、巻頭一紙、書道をなさる方、写経をされる方、いかがでしょうか。
本紙 : 25.8 x 51 cm 額 : 41 x 62.5 cm


古い額は押さえが緩いため、紙テープで周囲等を留めています。以前のテープを剥がした跡や、中央上部に押されて破れた痕もあります(右画像・下)


ありがとうございました。
 


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