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古美術 吉戸 明時代天啓色絵七寸皿  

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中国明時代の天啓時代に世界最高峰の磁器窯である景徳鎮窯にて焼成された実に鮮やかな天啓色絵の七寸皿でございます。春を思わせるような色鮮やか、元気いっぱいの絵付けは本当に素晴らしく心を勇気づけてくれます。私はこの明時代末期の色絵が大好きです。赤が元気いっぱいで心が晴れやかになるからです。

本作は色絵作品です。製作方法はまず、轆轤で皿を成形して素焼きして呉須で染付を描き透明釉をかけて焼成し、最後に黄色、緑、赤色で絵をつけてから赤絵窯でもう一度焼いて完成です。普通の染付作品よりも手が混んでいる上等品なのです。古九谷や鍋島と同じ技法ですね。

器面いっぱいに表現された文様は、祥雲、霊芝、杏、梅の花、蝶々などなどで、それぞれにめでたい吉祥の意味があります。書かれた詩文は当時流行した詩や劇の一小節の場合が多く、深い意味はありません。明時代の末期には唐時代の詩が再流行したそうです。

この天啓色絵の作品は日本には数多くあるものですが、本場中国には全くと言っていいほどありませんので、日本からの特別注文品だと考えられます。絵付けの雰囲気も確かに日本人好みのチャーミングさがあります。サイズは五寸と七寸があり、本作は七寸です。七寸の方が大きいのでやっぱりいいですし、本作のように色絵がハッキリ鮮やかな方が評価が高いです。

本作は江戸時代に中国より招来され、それ以降400年以上日本のどこかの名家の蔵に代々守り継がれてきたものです。これを「伝世」といって、一度も土に埋もれていないスーパーエリートです。発掘作品とは違う別格の極上の状態です。口縁に「虫食い」と言って胎土と釉薬の収縮率の差異によって生じる釉薬の剥落がありますが、これは焼成当時のもので明末作品のお約束なので傷ではありません。

数ある天啓色絵の七寸皿ではありますが、なかなか気にいるような作品は少ないです。本作品はとても良い物なので、是非よろしくご検討ください。

産地:中国 景徳鎮
時代:明時代天啓年間
状態:無傷
寸法:径約21.2cm 高さ4.1cm
次第:時代桐箱

※YouTube「古美術散歩」にて詳細動画と解説をご確認頂けます。

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