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ちいさなちいさな志野の水滴。いわゆる豆腐形で注ぎ口以外の隅にはかわいい塁座で飾られており、角に面取を施すなど仕事が細やかです。水滴を振ると「カラカラ」と音がなりますが、これは空気孔を開けた時の土が中に落ちたもの。李朝の水滴とおなじ作り方をしているようです。
多少のカセがあるものの、長石釉のやわらかな味わいは健在です。なによりほぼ無瑕で伝世したことが嬉しく、和更紗の仕覆を誂えてしまいました。美濃/瀬戸水滴の資料を見てもほぼ類品がない、美濃の珍品といえるでしょう。
幅 35mm内外
高 20mm(注ぎ口含まず)
次第:時代箱、和更紗仕覆
桃山時代
◎御約定:早々ありがとうございました。 |
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