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のっけからすみません!須恵器の出品と思われた方も多いかもしれませんが、今回のご紹介はその下に敷いてある板の方です。須恵器の方もまた別の機会にご紹介するかもしれません。
さてこの板、もともと職人の作業台であったと思います。表面に無数の刃の痕が見られますね。あるいは上がり框のような意図で製材したものを転用した可能性もあるかとは思いますが。
素材は欅のようで、見た目よりも重量があってなかなか運ぶのには苦労しますが、置き床や敷板にするにはこのような重厚なものの方がふさわしいようにも思います。なにしろこの存在感、この厚さによるところが多いでしょうか。今時なかなか欅材の厚い大きなものは無いのでしょうし、銘木屋さんにあるとけっこうな値段になるのでしょうね。
このような古材の敷板はやはり古陶磁の壺や花生けの下に敷いて愉しむのにはうってつけでしょう。漆の板では華奢すぎるし、現代ものの塗料の塗ったそれでは味気ないし、力強い中世古窯あたりがやっぱりしっくりくるでしょうか。
現代の空間ではなかなか床の間もないのでしょうが、こんな板で床を作り、掛物と壺で飾って頂ければまたそこが特別な空間に変わっていくと思いますよ。
長さ111.7 奥行26.0 厚さ6.8センチ
所々に穴が見られますが虫食いではなく洞であると思います。
画像にある須恵器の壺は付属しませんのでご了承ください。
御売約ありがとうございます。
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