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「小山冨士夫関連の…」と一言添えられた美濃の発掘陶片の山からみつけた、ほぼ無疵の小碗です。
<西窯>とあるラベルが貼り付けてありました。
洗いに出し、窯疵を埋め、小ホツを繕った際に外したラベルを箱の蓋裏に貼り直しました。
西窯、などどこにもある窯名なので特定できませんが、分けてもらった折には多治見周辺ではないか、との断片情報を聞きました。
サイズは小振りな径6センチ。稲妻ばりに走った窯疵がカッコいいです。
碁笥底で総釉。釉薬は見込みも裏もきれいに艶やかに掛かっており、三つの目跡あるも座りは安定しています。
もう少し黄色味が深ければ黄瀬戸でも通るかな?と、妄想入りそうなラインに立つ盃です。
大きさ 口径6 高さ2.5センチ 16世紀 美濃
合わせのものですが少し古い箱と仕服をお付けします。
◉御売約:ありがとうございました |
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