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水指に転用出来そうな古高取の壺。鮮やかな「海鼠釉」の発色です。
内ヶ磯窯のものとの判別は厳密には難しいですが、茶道具の雰囲気を感じさせない雑器的な佇まい、青みを帯びた所謂「海鼠釉」。鉄分を多く含んだ胎土などから古高取の第一期「永満寺宅間窯(推定1602年~1614年)」のものと考えます。
急速に茶道具へと発展していく以前の、朝鮮陶磁の流れを感じさせる力強さが垣間見られます。
古唐津とは無論、内ヶ磯窯のものと比べてもはるかに現存数の少ないものです。
伝世
口縁に二ヶ所カケ。
口径14cm 胴経17cm 高さ18.5cm
箱無し
江戸初期(推定1602年~1614年) 送料込み
参考画像 「筑前国陶たかとりやき 高取展」
ご売約ありがとうございます。 |
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