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浙江省を中心に発達した東洋最古の磁窯、越州窯。「陶は政」を雄弁に語る、中国の至宝です。越州窯青磁が法隆寺にも薬壷として伝来しており、玉感のつよい青磁色から院政時代には「秘色(ひそく)」と呼ばれ大変珍重されました(猿投窯の諸作は越州窯青磁を手本に製作されたと伝わってます)。
翡翠の玉を思わす素晴らしいアガリで、口縁には網格文を配したワンランク上の作品です。ベタ高台はこの時期にみられる典型的な貝殻目跡。ほのかに発色した緋色も見所のひとつです。古格と優美さを併せもつ、古越青磁の佳品といえるでしょう。
口径 80mm(幅 85mm)
高 38mm
付属品:合わせ箱
西晋時代(3〜4世紀)
◎御約定:早々ありがとうございました。
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