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古童 木鉢  

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世界各国に木のものたちはたくさん存在するわけでありますが、日本ほど多彩で豊かな国もそうはないでしょう。まあすべての国の詳細を観察し尽くしたわけじゃありませんから、多分に手前みそ的発言ではありますが・・。

その豊かで多彩だということの要因の一つに、島国で山が多かった故に豊富な種類の材があったというのはもちろんなんですが、製品があちこちたくさん残っていたから、というのがありますね。

火事や戦乱で失われたものもそれは多いでしょうけれど、侵略を受け破壊され尽くしていたわけじゃありませんからね。思えばありがたい話しではあります。

それはさておきことあるごとに紹介しているこの木鉢。どこの家庭にも必ずと云っていいほどあったものでしょう。ですから単なる道具として使い倒され、最後は朽ちて燃やされてしまったものが
星の数ほどあったわけです。

そんな受難(と云ったら変な言葉ですが)をくぐり抜けてきたこれには歴戦の強者の表情が見てとれます。

水気のあるものを入れたのか、見込みの周縁部分がやや朽ちているようですが、その後あまり使われなくなったようでその上に煤が被ってテロテロトロトロした質感に変化しています。外側には
透き漆を塗ったような痕も見られるのですが、もう手擦れやら煤やらで混然一体、馴染んでしまっています。

当初は素直な形も経年変化で反りが発生して両端が浮き上がっているよう。まるでお茶わんの見所の一つ、山道みたいになっていて面白い部分ですね。

材は欅のようですが、もうこうなってくると材云々というよりこの質感が愉しいものです。

座辺に木のものを!とずっと言い続けてきましたし、自分自身も手許に常に一つは欲しいもの。そんな古民藝好きの方、あるいは今まで興味がなかったと仰る方にもぜひモダン空間でも存在を主張する木のものの実力を知って頂きたいと思います。

口径47.2~47.5 高さ11.5~13.2センチ
25,000円


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