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古童 朝鮮木工 木鉢  

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朝鮮の木工と云うのは古民藝好きの人にとって特別に心魅かれるものでありましょうね。(もちろん自国の古民藝が一番とは思っている方が多いでしょうが・・)明治から戦前辺りにたくさん請来されてきていて、百貨店などで売立会を行ったこともありますね。ですから日本人にとってとても馴染み深いものであるので、そう思うのもなおさらでしょう。

時々見かけるこの木鉢、日本のものと違って特徴的なのはその形、長方形の両端を、丸くカットして楕円に近いものに作ってあります。端反りにして手に持ちやすいように工夫し、持ち手を作るのにはその形を残すように槍鉋のような工具でコツコツと削り出していて、その痕が面取りのように見えるのもまた彼の国らしい仕上げ方です。

日本ならば轆轤で挽いた後に高台内側を削ったり厚さを若干調整するくらいでしょうが、彼の地ではなぜか手間暇を掛けて3Dプリンターのように塊から作ることが行われています。

効率よりも時間をかけてそうしていくのがいいのだ、と云わんばかりの技法。でもそうしたことが木工だけに限らず、いろんな工芸ジャンルの美宝を産み出していったわけですから、これは脱帽ものであります。

用途としてはいろんなことに使ったようで汎用性があるものなのでしょう。表面に透漆が掛けられているようですが、擦れて素地がむき出しになっているところもあり、そこが凄味のあるいい肌を見せてくれています。

沢山あるように思いますが、今まで見てきた中で一番この手では味が好みではあるのがいいところかと思います。

木のものはないと寂しい、やはり座辺に一つは欲しいものですね。そんな古民藝好き、木のもの好きの方のお手許に収まってくれたらうれしく思います。

横48.8センチ 縦35.9~37.5センチ 高さ10.3~11.5センチ

朝鮮時代

口縁部に1か所割れが見られますが、この状態で安定しています。

御売約ありがとうございます。
 


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