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板起し輪積み成形の為、手取りの軽い小徳利です。
‘朝鮮唐津’と云えば、藁灰釉と黒釉の併用のものを現代では連想しますが、古くは叩き手のものを指した呼称。
もれなく、共の箱にも「朝鮮からつ 振出し」とあり、「岩間」とかつての所蔵者に銘をつけられております。
窯変をおこしておりますが、所謂黒釉(天目釉)が器面に掛けられており、艶やかな釉膚に、油臭もありません。
口辺に金なおしがありますが、ニュウ等漏れはなく、容量も一合弱と酒器としてもお愉しみ頂けます。
伝世。
高さ 10.3cm
容量 170cc
桃山~江戸初期/共箱付
御売約、ありがとうございました。 |
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