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古童 朝鮮 三嶋手 柳文 徳利  

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彼の地では粉青沙器と呼ばれ、日本では三嶋手と呼ばれる象嵌文様のこれらは、その自由奔放、天衣無縫な意匠で数寄心のある多くの人々を魅了し続けてきました。

胴の部分にしなやかに伸びた柳の木を白象嵌で描いたもの、ちなみに象嵌技法というのは、文様を鋭利な刃で彫り込んでそこに白い化粧土を塗り表面のみ拭き取ると文様の溝に白土が入り込んで文様として浮き上がるというものです。そしてその上に透明釉を掛けて焼くのですが、なかなか面倒な手順を踏んでいるわけですね。

単純に鉄絵などで絵を描いた方が楽なように思うのですが、朝鮮時代の最初期はまだ以前の高麗時代の名残があって、この象嵌技法は大いに好まれたようです。

しかし格調の高い高麗青磁の世界とは違って、この朝鮮時代、いわゆる李朝時代は肩肘の張らないくだけた文様が多くなっていきます。それは退化のようにも思えたりするのですが、桃源郷に遊ぶ、とでも云うようなたおやかな思想の裏付けによるものじゃないかと考えます。

そう考えると柳の木も風に揺られて気持ちよさそうに見えてくるから不思議?なんて思っているんですがね、私は。

高台はゴリッと豪快に削り出していますね。そこに目土も残っていてラフな仕上がり。特に気にしない様子はまさに「ケンチャナヨ」でありますね。

容量は2合、たっぷりと呑める豪快なサイズ。もちろん油臭さはまったくありませんのでそのまま気持ちよくお使い頂けると思います。

まだまだ寒い季節ではありますが、梅の花もちらほらと咲き始め、八百屋の棚には菜花も並んでいて、春めく実感はまだまだかもですが、その萌芽は見えてきました。春宵一刻値千金のいい夜に一献如何でしょうか。

高さ14.8センチ 胴径10.5センチ

朝鮮時代初期

桐箱に収められています。格子文様の包布と風呂敷が添っています。

画像でご覧頂ける様に口縁部に金繕い、胴にひっつき痕があります。

畳付にソゲが見られますが、こちらは目土を外したときに出来るもので、疵の範疇には入らないものです。

サムネール画像の木地盆は付属致しません。

御売約ありがとうございます。
 


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