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‘紹鴎信楽’や‘利休信楽’、‘宗旦信楽’に‘新兵衛信楽’等々、見立てや茶陶でいずれの時代においても重要な茶道具としての存在感を示した信楽焼。
中でも、「信楽の茶碗に出会ったら、仇に会ったと思え」と古来より云われるほど少ない器物が茶碗です。
掌におさまりよく歪められた半筒形に明るい焼肌、玉垂れ数条を景色とし、見込みは茶筅が滑りやすいようにたっぷりと釉薬が施され、高台は五角に造形されております。
箱書きは、無適斎宗也の極めになります。
いずれの信楽の呼称に当てはまるのかは判りませんが、明確に古格を感じとれる佳碗です。
類品の画像を添付致しました。(最後の画像)
無疵・伝世。
口径 10.2~11.7cm
高さ 8.3cm
桃山~江戸初期/共箱付
参照画像・・・「時代別 古信楽名品図録」p245
早々のご売約、ありがとうございました。 |
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