|
美濃窯跡出土の灰釉の碗です、釉薬は高火度によりガラス化して見込みや高台周りはキラキラと美しい釉溜りとなった珍しい焼き上がりです。
窯中で生じた口辺からのハゼが二ヶ所ありますがニュウには至っておらず丁寧に少量の樹脂を入れ補強され堅牢です、他は小さなホツがありますがきっちりとした金直しが施され共に安心して日々お使い頂けます。
手取りは高台周りの適度な重量感と反してシャープな口作りを呈しておりとても心地いいです。
素直な碗形りが好もしく日々の食卓の器としては勿論、少し小服ですがお抹茶も頂けますし酒器としてならマッコリがお似合いです。育つのが愉しみです。
いずれに致しましても日々大活躍の碗だと思います。
口径11cm 高さ7.1cm 合せ箱あり、江戸初期
◎御売約ありがとうございました。 |
|
