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牡丹でしょうか。いきいきと隈取られた花弁。印象的な鎌倉彫香合です。元は住職が外出する際、袖に忍ばせた「袖香炉」でしょう。漆色等、中世期の古格こそ望むべくもありませんが、手沢による赤黒の自然なコントラストはひとつの見所です。
無瑕完好。近年は肉池として使用されていたのか、内部に少し朱肉の匂いが漂うものの、気になるほどではありません。真面目な鎌倉彫香合を入手できる機会は案外ありませんので、ベテラン蒐集家はもちろん「まずは一つ」という初心者の方へもオススメできます。
＊ 先日開催の「香合展」出品作にて、本香合を掲載しました冊子も進呈します。
径 75mm
高 28mm
付属品：更紗風呂敷、桐箱、御物袋＋香合展冊子
江戸前〜中期頃
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150,000円
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