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半蔵門ギャラリー 二月堂焼経2行額装  

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東大寺二月堂伝来、奈良時代に書写された唯一の紺紙銀字経と言われる『大方廣佛華嚴經』です。東晋の仏陀跋陀羅(ブッダバツダラ、 359 〜 429)訳六十華厳の巻第六十、入法界品第三十四之十七の終わりの偈の部分です。

経文ですので、僭越ですが、少し内容に触れたいと思います。
これは六十巻華厳経の、巻第六十、つまり最終巻の入法界品からです。

入法界品は、
「・・全体の約四分の一を占め、独立の経典としての体裁を完全に備え・・『華厳経』全体の縮図であり、戯曲化で・・文殊菩薩の導きによって、一念発起し、五三人の全知識を歴訪して菩薩の行法を実習し、最後に普賢菩薩の教えを受けて法界に証入する」(*1)
物語ですが、その中でも最後の偈の部分からです。

経文は以下になります。
或見光一尋 或百(千由旬 或現照法界 或照一切刹)   
或現壽百歳 百千(萬億歳 無量那由他 不可思議劫)   

前後および焼失した経文も補った訳は以下になります。

佛は衆生に同じく、或いは身は須弥の如く
或いは跏趺の坐を現じ、世界に充満したまふを見
或いは光一尋、或いは百千由旬なるを見、
或いは現じて法界を照らし、或いは一切刹を照らし、
或いは壽百歳、百千萬億歳
無量那由他、不可思議劫なるを現じ、
無碍にして清浄なる慧もて、一念に三世を知り、
(*2)

見た目にきらきらと美しく、時代も伝来も確かで(*3)、経文の内容もお楽しみいただける、お勧めできるたのしいお品でございます。
額:39.9 x 30.6 cm


*1『仏教経典の世界』
*2『国訳大蔵経』
*3
「寛文七年(1667)二月、東大寺二月堂が消失した際に、その焼け跡から発見された。・・天地に焼損があることから「二月堂焼経」の名でよばれる・・謹厳整斉な文字は奈良時代中期のすぐれた写経生の手になるものと推測される・・銀は酸化して黒く変色するが、この銀字は今も白く輝き、紺紙との対比によって清澄な美しさを感じさせる・・やがて大半が寺外へ出てしまった」
『東大寺のすべて』
 


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