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今から150年程前に琉球壺屋窯で焼成された白化粧の盃です。本作はとても状態が良く、無傷で清潔で艶やかで魅力に溢れた良い盃です。壺屋の白化粧の盃の中でとても良いレベルにあります。泡盛やさんぴん茶を呑む為に製作された盃です。
琉球の酒器をお集めの方、まだ持ってない方、どちらにも自信を持ってオススメ出来る白眉の作品です。白化粧は普通ですが、口縁に一周鉄絵があるのがおしゃれで珍しいです。
白化粧は李朝の技法から、蛇の目に釉はぎをして積み上げて焼成する焼成方法は唐津や伊万里から学んだ技法です。琉球はかつて、貿易の中継地として栄え、中国、朝鮮、東南アジア、日本を結ぶ海運貿易の重要な一大拠点でした。早い時代からアジア全域の最新の文化、商品、そして優れた人々が往来していて、まさにるつぼのように混ざり合う”チャンプルー”の中で独自の進化、発展を遂げました。
大航海時代のロマンに思いを馳せながらこの盃で飲む酒は格別です。
琉球壺屋窯 19世紀 無傷 桐箱
口径約9cm 高さ4.3cm
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