|
中国清時代の第四代皇帝である康煕帝在位時代（１６６１−１７２２）に景徳鎮窯にて焼成された大変素晴らしい、康煕五彩の壷です。康煕帝は中国歴代最高の名君との呼び名も高い、清朝の歴史的発展の礎を築いた大皇帝で、明王朝との大戦で壊滅的ダメージを受けた景徳鎮窯を再興させて皇帝で、「康煕五彩」と呼ばれる清初の色絵磁器は世界的にもとても評価が高く、欧米にも盛んに輸出されました。
本作のモチーフは牡丹と獅子で、とても愛くるしい三頭の獅子が鮮やかな紅色の牡丹と青々しい緑色の唐草の中でかけっこをして遊んでいます。色彩もとても鮮やかで華やかで、キュートでユーモラスな赤ちゃん獅子の表情に心が癒されます。しっかりとした焼き上がりで発色も堅牢さも折り紙付きの上作です。観賞用に飾るも良し、花を活けてもとても美しいと思います。ニュウありませんので水も漏れません。
サイズも19cmとしっかりしており、壺や徳利などの「袋物」は皿や鉢に比べて非常に希少ですので、おススメです。本作もかつては非常に高額で手の届かない高嶺の花でした。
産地：中国 景徳鎮窯
時代：康煕年間（１６６６１−１７２２）
寸法：高さ約１９cm 口径７．７cm
状態：口縁にミリ単位の僅かな共直し三カ所(肉眼では分かりません)
次第：時代桐箱
来歴：日本個人
御売約ありがとうございます |
|
