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風招 ガンダーラ
吉祥天仏頭
 

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微笑んでいる様な三日月型の目元や柔和な表情が魅力的なガンダーラ仏頭です。髪型も中央から左右に分けたお下げ髪の様になっていて、女神である弁才天や吉祥天を思わせます。弁才天はヒンドゥー教ではサラスヴァティー、吉祥天はラクシュミーですが、いろいろ見ていくと後者の可能性が高いように思います。

ガンダーラ彫刻はギリシア彫刻=ヘレニズムの影響を受けて作られ始めた、と云うのが定説となっていて、本作もその影響下にあるクシャーン朝時代の作ですが、それだけでは説明が付かないエキゾチシズム・オリエンタリズムが感じられます。アレクサンドロス大王の東征によりヘレニズム文化がかの地に伝わったのがBC4c、ガンダーラで仏像彫刻が作られるのがAD1c末頃からですからその間に数世紀の隔たりがあり、もっと様々な文化が影響し合っているというのが今日の考え方の様です。

また本像が通常我々が見慣れているモノとはやや趣きが違うのは、パキスタン北西部、アフガニスタンとの国境地帯にあるバジョール(Bajaur)出土であり、絶対数は不明ながら日本にはそれほど入っていないタイプである事が大きいかも知れません。

美しい面貌に加えてもうひとつの美点は蓮弁を伴う頭光で、このサイズでこれほど手の込んだ光背にはお目にかかった事がありません。この光背が本像を更にグレードアップさせている事は間違いないと思います。

◆ AD2~3C頃、雲母片岩。台付き、箱なし。
鼻の付け根と右アゴに古いソゲがありますが、修理の手は入っていません。(画像右列上段)
本体高さ 14,5cm、幅 12,3cm。台込み高さ25cm。

☆ ご売約となりました。ありがとうございました。
◎ またメールでお問い合わせ頂いていたお客様へ。送信元を替えて二度お返事をお送りしましたが、戻って来てしまいました。申し訳ございません。
 


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