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古童 信楽 建水  

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古代の須恵器生産に始まり、その後は断絶もあったようですが、鎌倉~室町時代頃から中世古窯として、耐火度の高い良質な陶土を使って壺や甕、擂鉢といった製品を大量に焼き続けてきた信楽の古窯。いわゆる六古窯と呼ばれる中世の代表的な窯群の中で一番人気のあるところではないでしょうか。

室町頃の小さな壺が床の花生としてうってつけであることから、茶人に取り上げられてきて「うずくまる」と呼ばれて賞玩されてきました。冷え枯れた中世の残滓が香る茶席にはピッタリとハマったということです。そうして次の華やかな桃山文化の大輪の花が咲き誇るようになると、そこにまた合った新しいスタイルの茶道具が焼かれるようになります。すなわち注文による茶道具の生産が始まるわけですね。これも見立てではなく、茶席に入るように作られた建水と思われます。

桃山頃になると窯の燃焼効率が格段にアップするようで、高温できっちりと焼かれた茶色い膚、上から自然釉が降って見込みにキレイな碧の溜まりを作っています。側面にもうっすらと胡麻状に釉が降っていますね。一部に火ぶくれなども出来ています。

箱は残念ながら伝世のものはなくなってしまっていて新しい合わせ箱ですが、こうなれば茶道具としてうやうやしく使うよりカジュアルに使うのもいいんじゃないでしょうか。煎茶でも番茶でもこぼしというのは必要でしょうから。そうなれば毎日のお茶に使って愉しんでしまう方がいいように思います。花生としての使い方も勿論大いにありですよ。

胴径15.4センチ 口径12.7~13.0センチ 高さ9.3~10.0センチ

桃山時代

桐箱に収められています。

口縁からニュウが2本、わずかに擦れやごく薄い削げが見られますがこれは疵の範疇に入らないレベルと思います。堅牢な素地でありますのでニュウもご使用にはまったく支障のないものです。

御売約ありがとうございます。
 


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