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伊万里のそば猪口は骨董入門編としていろんな方がまず手を付けるジャンルと思います。一つ一つは小さいものなのでそれほど場所を取らずに済みますし、いろんな柄があって集めていくのが愉しくなるものなんで皆さんが通過するのは道理ですね。
しかし単に入門だけとしておくのはもったいなくて、実際に使って愉しむという方にも選択肢の一つとして大いにアリなんだと思います。たとえばお茶を飲むというのもいいでしょう、本来の向付の用途も、もちろん王道なわけですね。
しかし昨今の皆さんの志向は酒器としての猪口に向いているのかなと思います。そうなるとそば猪口のなかでもちょっと小型のものを探す人も多いでしょう。そんな方にはピッタリのものと思います。
筒形に近いシュッとスリムな造形、胴にはシンプルに蔦の葉が描かれています。レギュラーサイズの猪口のおよそ半分くらいのもので、お酒にはちょうどいいところと思います。(こんなんじゃ全然足んないよ~と仰る方は、どうぞ大振り猪口や飯茶碗でどうぞ)
大きいものだと口縁などに余計な装飾が入りそうですが、小さいためか天地に線が引かれているだけ、見込みもごくシンプルな白だけです。
桑の中次を入れ物に見立てて収めています。もともと抹茶を入れる容器ですが、こんなうがちも面白いもの、入れ物にして持ち歩き、馴染みのカウンターで一献というのも愉しいでしょう。
高さ4.3~5.0センチ 口径4.9~5.0センチ
江戸時代中期頃
無疵です。
御売約ありがとうございます。 |
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