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古童 鍛冶職人の作業台  

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今まで木のもの好きとしていろんなものをご紹介してきたと自負しております。この手のものは唯一無二の個性あふれる魅力が溢れているものがあり、今までも面白いなぁ~と唸らされてしまうようなものがありました。

しかしここまでキャラが立ってる作業台って・・。そりゃこれを使っていた人はな~~~~も考えずにただただゴリゴリに使い倒していただけなんでしょうが、その無作為の酷使がここまで表情を作るというのはある意味衝撃的でもありました。

さてこれがなんなのか?、職人の作業台であったのは間違いないとして、それは指物師なのか?、大工さんなのか?といろいろ考えましたが、結果は野鍛冶が使用していたものと推定しています。

両面に付けられた無数の輪状の叩き痕や、焼けた鉄を押し付けて出来たと思われる窪み、油が染み込んだ(もちろん意図的に味付けしたような油ではありませんし、油臭いものも抜けてしまっていますが)材などがその理由です。

大きな塊に脚を二つ、下駄の歯状に付けたこの台、どう使うのかという質問は野暮というもんでしょう。もうこれはそのまま愉しむのが正しいんじゃないでしょうか。もっとも壺を置く台にする
と仰る方を止めるつもりは毛頭ありませんが。

最初に見たときにすぐに浮かんだのは陶芸家、八木一夫さんの黒陶作品のようだなということでした。オブジェ焼と呼ばれたそれは、やきものが要求される器の用をまったく離れて、純粋に造形の妙を愉しむという美術作品を目指したものでした。

それに負けないと云ったら語弊があるかもしれませんが、少なくともこの迫力にタジタジになってしまうひ弱な現代美術もあるでしょう。

素材の質感、重量感、無数の使用の痕跡、新しい民藝の愉しみ方とも云えそうなものを内包しています。

そういえばこの画像を見て黒こげの食パンみたいと云った人がいましたっけ。

29.5×38.0×16.5センチ

時代不明

御売約ありがとうございます。
 


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