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半蔵門ギャラリー 元興寺千体仏  

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元興寺伝来の木彫千体地蔵菩薩立像です。現在、元興寺には886体(*)の千体仏が現存するといわれております。

「十数センチ前後の小像で、桧材を使い頭部から台座まで一材で彫成・・右手の掌を外に向けて垂下し、左手は屈臂して胸前にあげ宝珠をとり、頭光を負い、遠山袈裟を着けて、蓮華台座に立つ。鼻や口唇、衣褶線などは浅く彫り、背面はやや扁平に作る。像全体に白色顔料を下塗し、眉や眼を墨線で描き、頭部に墨、衲衣に朱、掌に墨を各々塗り、袈裟の条は墨、遠山模様は朱と緑色で表現する。朱衣と黒裳の上には白色顔料で花模様を配す。蓮台は、蓮弁を墨線で描き、蓮弁先に朱をさす。頭光は細い針金で作る」(*)

このお地蔵様、返り蓮弁をもつ臼型座にたち、頭光跡の小孔が肩にあり、鼻口はかすかに感じられる程度、浅く彫られた衣褶線ははっきりと、また白色顔料、衲衣の朱、袈裟の条の墨、蓮台の蓮弁の墨書きなど、所々残っています。

ホゾで桧の板上に立っておりますが、そっとはずしていただくと、時代を経た桧の快いカサッとした音や軽みも愉しんでいただけます。頭頂が平らで、すこし大きめな四角い顔を、ちょっと前に突き出して立つ姿はどこかしらほのぼのとしています。鎌倉時代
像高:9.1 cm 総高(含臼型座):11 cm

*引用・参考画像『日本仏教民俗基礎資料集成 五』
 


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