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その形状から携帯用と考えられる舎利容器です。木製の本体に黄銅の蓮台と棚（棚板は欠失しております）を内部に備え両面には水晶製の板を嵌め込み、舎利石を24粒収納しております。同じ作例として香雪美術館で開催された『悉有仏性—佐藤辰美コレクション』展の図録に同手の作品が掲載されておりましたので掲出いたしました。
先述の通り、内部の棚板が欠失。また水晶製の窓を押さえる金具は後補と考えます。江戸期の品とはいえ、舎利信仰の命脈はより小型化し引き継がれたという一つの希少な作例です。
幅 29mm
高 34mm
奥行 13mm
付属品：なし
江戸時代（18世紀）
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60,000円
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