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献上唐津特有の白土を使いロクロで成形し、底部を除く器全体に黄土色の化粧釉を掛け、肩部に三嶋印華紋が、胴から腰にかけては、直線の釘彫りが有り、それを白釉により象嵌埋して居ます。
丸型で全体的には穏やかな器形ですが、見込み内部には力強い轆轤目が有り、器は厚く造られて、見た目より重量が有ります。
経年による多少の擦れ小傷、ソゲやホツ等はありますが、景観を損ねる程の傷みはなく、総じて良好な状態です、本黒漆塗の蓋と、時代箱が付いています。
唐津藩御用窯は、江戸中期の宝永4年(1707)から、明治4年(1871)の廃藩まで焼かれて居ました、この御用窯で焼かれた製品を「献上唐津」と呼びます。きめの細かい精巧な作風で、古唐津とは一風異なる作行きと魅力を持っています。
サイズ 口径15.5cm 胴径23.0cm 高さ10.5cm
ご売約有難う御座います。 |
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