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風招 縄文 単頭石棒  

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現存長12cmの単頭石棒ですが、まず頭部がかなり角張っているのが変わっており、しかもなかなか丁寧な彫りが施されています。亀ヶ岡や是川の土器・土偶を彷彿させる刻文から時代は同じ晩期でしょう。側面の▲状の凹み(中央列中央段)も興味深いですね。胴の部分は元々かなり薄い楕円ですが、片側が削げて更に薄くなっています(中央列最下段)。根元に穴が空けられていますが(右列下段)、これはもしかすると削げを鎹(カスガイ)で修復しようとしたのか?ただし天然アスファルト等で接着した痕跡は見られません。長さは元はもう少しあったのかも知れません。全体に研磨は非常に入念で、本来の男性器からはかけ離れたかなりモダンなデザインになってます。

☆ 石棒とは…?
縄文前期後半に出現し晩期までずっと存在した。当初は長さ10cm程度の小さなモノが、中期以降〜後期初頭には1m以上のモノが現れるまでに大型化し、それ以降再び小型化し精緻になっていった。男性器を模した形から、子孫繁栄を祈願する祭祀に関連した呪術的な道具と考えられているが、こうした原始信仰は古今東西にあるようだ。断面は円形か楕円形で、先端部の形状により両頭・単頭・無頭石棒に分けられる。東日本に多く、西日本ではほとんど出土しない。小型品は家屋内で、大型品になると屋外の配石遺構の中心などに、いずれも立てて祀られたらしい。完形を留めるモノは極めて稀で、多くは折損した状態で出土し、しばしば火熱による変色がみられる。

☆ ご売約となりました。ありがとうございます!
 


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