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大きさ 縦33㎝ 横24.5㎝
大正15年5月1日発行
背表紙の剥げ、綴じ部分のi傷み、その他、焼け、小さな破れ、折れなどがありますが、大正時代の雑誌としてはまずまずの状態ではないでしょうか。
「婦人グラフ」は、国際情報社より刊行された女性向け高級グラビア雑誌で、大正13年5月号から昭和3年11月号までの4年7か月間、計55冊が刊行されました。
表紙と口絵に竹久夢二筆 木版十度刷の版画が二枚貼られています。
当時としてはお洒落でハイカラな雑誌だったことでしょう。
何人かのご令嬢が紹介されていますが、文章がとても優雅です。
一例として、
夢みる瞳
華やかな日を前にお美しい 青木松子様
「このすがすがしい青葉の五日、目出度くも日本銀行お勤務の法学士加納百里氏とお結婚遊ばす松子様は三菱の重役青木菊雄氏の令嬢で、昨年お茶の水高女をお卒業遊ばした才媛でお花、お琴、お茶、お料理といろいろのおたしなみも深く、遊芸等の華美なものより家庭的な稽古事に力を入れて居りますと仰しやる賢明なお母様のお仕込も、さすがとうなづかれるお優しいしとやかさです。春も逝く今日この頃、華やかな日を前にした松子様には夢みるようなお静な朝夕が明け暮れることでせう。」
ご売約ありがとうございました。 |
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