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初期伊万里 1610~30年代
口径約16㎝
画像のように器面全体に入ったニュウを鎹直しで補修して留めています。
口縁裏側にホツが2個あります。
余白をいかして花文を描き、倣筆意という銘を入れています。
この図案とほとんど同じ陶片が天神森窯跡から出土しています。
天神森窯は、1637年(寛永14年)に鍋島藩の窯場統廃合政策により閉窯されています。
従って天神森窯の作品は1637年以前に作られたと考えられ、初期伊万里の中でも最も早い年代の作品といえます。技術力が極めて高く、優れた初期伊万里の名品を製作した窯として知られています。製作年代の下限を特定出来ることで資料的にも価値があり、また、天神森窯の伝世品は極めて少なく、大変貴重な作品です。
大きな傷の伴った器ですが、初期伊万里がお好きな方に是非コレクションに加えていただきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
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