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韓国南部、全羅南道の高興郡・雲岱里(うんでり)で焼かれた所謂宝城粉引。
元々黒っぽい地肌を液状の白化粧土に漬けたり、柄杓で掛けることにより、器全体を白くするために考えられた技法でしょう。
残存数が他の技法のものより圧倒的に少ないのは、産地が限られていること、また白磁を焼くよりも手間が掛かり、当時としては出来も期待したほどではなく、早々と諦められた制作方法だったのだと考えられます。
見込みに少々振りものがありますが、肌にカセは見られずイキイキとしています。
しっかりと焼成されているためすぐには育ちませんが、長く使用することにより確実に良くなっていく盃だと思います。
10cmちょっととこの手のお決まりのサイズですが、深さもあり気持ち良くお使いいただけます。
箱がきつめで、ひっくり返さないと収まりません。
無疵
口径10.8cm 高さ4cm 李朝初期 送料込み
ご売約ありがとうございます。 |
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