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半蔵門ギャラリー 五月一日経『佛本行集經』  

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「天平十二年五月一日記」の奥書を持つ光明皇后発願一切経の一具『佛本行集經巻第四十六』の断簡五行軸です。気高さとあたたかみを併せ持つ天平の麻紙に、起筆から終筆まで非の打ちどころのない文字が整然と並びます。

『近江の古経展』(*)に、一具の光明皇后発願『佛本行集經巻第四十一』の巻末画像が掲載されています。該経は巻第四十六、図録所載は巻第四十一ですので、同筆の可能性が高いので比較してみました。左が該経、右が所載からです。画像が小さいのですが、ご覧のとおり、同筆と見てよいと思われます。

所載の解説を引用します。
「佛本行集經六十巻は、仏陀の前生譚からはじまり、出家伝道までの仏伝を書いた経典。天平十二年(740)光明皇后は父藤原不比等、母橘三千代菩提のため一切経を書写せしめたが、本巻はそのうちの一巻である。落ち着きのある黄麻紙に初唐の書風で整然と書写されており、奈良朝写経の優品である」

表具は、緑と茶のそれぞれの濃淡でまとめました。五月一日経の邪魔をせず、引き立てる、落ち着いた上品な表装と思われます。

いつも同じことを申し上げているようで恐縮ですが、表具とともに一幅の絵のように、また、一文字ひと文字を拡大鏡で、天平時代の書の放つ力を、はたまた、現代とは姿を異にする異体字を愉しむなど、幅広く、深くお楽しみいただける一幅と思われます。
太巻  本紙:26.1 x 9.1 cm  軸:107 x 29.5 cm

* 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和60年


諸比丘。此是摩訶迦葉。往昔所造功徳業
報因縁力故。生於大富婆羅門家。乃至無所乏
少。身相端正。最妙最勝。状如金像。復得出家。具
持衆戒。證阿羅漢果。故我授記。少欲知足。頭
陀第一者。即摩訶迦葉比丘是也

 


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