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もともと煎茶盆として生まれたように思いましたが、こんなにも民藝的な感覚で作るかしら?ということで本来の目的はわからないのですが、何となく隅を落として面を取っているところなど、ちょっとモダンな印象もあるかたちですね。
でもその削り方は武骨そのもの。鑿痕がくっきりと残り心地よいリズムを刻んでいるようです。莨盆のような使い方をしていたかもしれません。ゴツゴツとした音が聞こえてくるような、そんな削り痕です。
材ははっきりわかりませんが、それほど堅い木ではないようですが、それでも気持ちのいい重量はありますので、捏ね鉢などによく使う栃かなと考えていますが、詳しい方がご覧になられたらまた違う意見が出るかもです。なにしろ似たように見えても木の種類はとても多いですからね。
それはさておき、味のいい盆であることには間違いないところ、私もいくつか木地盆をプライベートで使っていますが、身近にあるととても愉しいものですよ。
横30.6センチ 縦25.3センチ 高さ4.3センチ
割れや傷みなどはありません、とても良好なコンディションです。
御売約ありがとうございます。 |
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