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古童 石仏 馬頭観音像  

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表記が馬頭観音となっていますが、通常馬頭観音のお姿は憤怒相で表現されるもの、ですからこのような穏やかな表情はまた特殊なものの可能性もあるかとは思います。

ただ昔は牛馬はとても大切な労働力であり、共に闘う戦友のようなもの、路傍に倒れたりしてしまったそれらを供養するための仏が必要でありました。ですから街道の辻に馬頭観音と文字で彫られた碑が建っていたりするのも時々目にしますね。具体的なお姿を表現するのに民衆の石工にとって憤怒形はいささかハードルが高かったかもしれません。そして鎮魂の仏とするならばこのような慈悲深い表情にするのも頷けます。結論としては馬頭観音とするのが妥当であろうと考えています。

風化してはっきりとはわかりませんが、お手はなんだか袋のようなものを背負っているようにも見えますね、または衣の袖に隠しているようにも。唐風の衣を纏って、頭には宝冠を被っているようです。そしてそこには馬頭が彫り出されていて、これが像容の根拠になっているわけです。

庚申信仰の青面金剛や地蔵尊などは数多く見かけるものですが、このタイプはなかなかに珍しいものと思います。穏やかで童子のようなお顔はなかなかに古様を保っています。

石質は不勉強で詳細はわからないのですが、関東地方で幕末から明治にかけてよく見かける柔らかな(彫刻など加工のしやすい)タイプのものとは違うようです。同じ体積でもかなりの重量感がありますし、それに光背部分がとても厚いのでそんなところも古様かなと考えます。

庭園を飾るのに灯籠や蹲、そしてこの石仏というのは昔から数寄者の定番でありましょう。お茶を嗜まれる方は茶室のアプローチにいい石が置いてあるのに感心されることも屡々と思います。そんなお庭に据えるのにはこんな表情も造形的にも愉しいものがいいんじゃないでしょうか。

高さ42センチ 最大巾31センチ

時代判定は難しいところですが、室町時代から江戸時代と考えています。

このお品は大変重量がありますので、弊店が通常利用しているヤマトの宅急便では不可になります。ヤマト便での発送となりますので、お日にちや時間帯のご指定が承れません。大変恐縮ですがご承知おき下さい。梱包については厳重にし保険を掛けて発送させて頂きます。

御売約ありがとうございます。

 


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