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古童 一石五輪塔  

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そもそも五輪塔とは仏教教義の世界観、この世の成り立ちの構成要素、地、水、火、風、空の五つを、釈迦の舎利を納めた塔への信仰に寄せてあてはめたものです。インドでストゥーパへの信仰は
古く、紀元前のアショーカ王の時代から連綿と受け継がれているようです。

日本では白鳳時代から塔の建立は行われ、それは主に中国の技術を百済など半島経由でもたらされています。古代では権力者の為の仏教であったので、国家プロジェクトによるおおむね巨大な建築物が多かったようですが、平安時代を経て中世には徐々に貴族階級や武士、庶民にも広く信仰が広まったので、塔も小さく寄進建立しやすいものに変化していくようです。

こちらはおそらく室町くらいまでさかのぼれる五輪塔と考えています。屋根の部分のエッジのシャープな表現、石質も石英成分の多い良質な石を使用しているのにも古格がありますね。江戸時代頃の一石五輪塔はもっと柔らかい砂岩などを使用する例が多いように思います。

古代から鎌倉頃ではひとつひとつのパーツを別の材で構成するのでしょうが、これは一石を彫り出すことにして簡略化されているのでしょう。

力強くキリっとした造形美、そして石の膚のマチエールはそれだけで抽象美術を体現しているものです。そぼふる雨に濡れた苔の緑や土壁の美しさを知っている我々には、難しく考える必要もなくその質感の美しさが理解できるもの、室内に置いて飾って頂いてもよし、小さな中庭にそっと置くだけでいい風情が愉しめますね。

高さ41.0センチ 巾15.0センチ

最後から2,3番目の画像は表面を濡らしたものです。

こちらのお品はかなり重量がありますので、通常お送りしている宅急便は使用できずヤマト便になります。これはお届けのお日にちとお時間のご指定は承れませんので、何卒ご了承ください。

御売約ありがとうございます。




 


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