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古童 漆絵 桐花鳥文 丸盆  

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漆絵盆の魅力は屈託のない天衣無縫な絵付けと、日本産漆独特のしっとりとした好ましい質感、そこに経年変化の味が加わって得も言われぬ魅力の合奏が味わえるところでしょう。

毎度よく書いていることですが、日本民藝館やサントリー美術館の優品コレクションはつとに有名なところなんですが、山形の出羽桜美術館に何気なく飾られているそれらや、個人的な蒐集でも、まだまだ世に知られない優品が多く残っているのがこの漆絵の世界ではないでしょうか。こまめに探してみて頂くとまだまだ見つかると声を大にして訴えたいと思っています。

それはさておきこの漆絵盆、全体に主要なテーマとして描かれているのは桐の木ですね。顔料で描き分けた葉が三枚ワンセットで描かれています。家紋にも使われていますが、桐は吉祥のモチーフ。女の子が生まれたら桐の木を植えて、その子の輿入れの際には大きくなった桐の材を用いて箪笥を作り、嫁入り道具として持たせる、なんていうエピソードが語られるくらい有用な植物です。

そしてこの桐の花がポチポチと咲いている中をす~いと軽やかにとびぬける鳥が一羽。小さく愛らしい鳥のようですが、後ろに長く伸びるのは尾羽なんでしょうか。あまりこんな鳥には馴染みが無いのですが、もしかしたら想像上の鳥なのか?でもあまりにも軽やかで屈託が無く微笑ましいような景色です。

欅のような栗のような材にしっとりとした漆の質感も好ましいものですね。

もっともっと漆絵ファンが増えて欲しいと思いますし、そのためにも愉しいお品を一つでも多くご紹介したいと日々頑張っております。未だにその世界に触れておられない方、どうぞ覗いてみてください。

直径35.3~37.0センチ(経年変化で収縮が進み素地が楕円形になっています。)高さ3.7~4.0センチ

江戸時代後期頃

擦れや打痕などありますが、補修などもなくこの手の漆絵盆として非常に良好なコンディションと云えます。

御売約ありがとうございます。

 


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