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風招 百済鬼面鋪首  

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鋪首は中国では漢の頃からあり、面の下部に環を通して、何らかの器物や扉の持ち手としての機能を果たしたものですが、これも両頬の二つの穴に鐶を通して用いたものでしょうか。しかし不思議とその本体はほとんど残っていない事から、青銅製ではなく漆器か木製の器物ではなかったか等と素人考えを巡らせています。

実は百済の鬼面鋪首を扱うのは3つ目か4つ目になるのですが、それぞれが個性を持っていて全く飽きが来ません。もちろん大好きなモノと云う前提があるにせよ、大きな理由は、何か定型化・規格化されていない大らかさ、自由さを感じるからです。一つはおそらく朝鮮半島の人々の型に嵌りきらない仕事ぶり、そしてもう一つは時代…でしょうか。
例えて言うなら金銅仏。前者は、儀軌を重んじる中国に対し、約束事はあっても それがユルい朝鮮。後者は、それがより顕著なのが統一新羅より三国という事実。とかく骨董は時代が古い程いいと思われがちですが、規格化される以前の(特に初源の)モノが持つエネルギーにこそ味わい・魅力があるように思います。

という訳で参考画像を見て頂きたい。左半分は『韓国 国立光州博物館』図録(光州は韓国南西部)で、No.26 は全羅南道霊岩郡(つまり三国時代百済の領土)出土。右半分は『東京国立博物館/小倉コレクション』図録でNo.490 が同手。作行きが、本作も含め それぞれかなり違う事は一目瞭然。しかもその出来映えは、、、国立博物館 蔵品と比較することは憚られますが、正直これに関しては言わずもがな、優劣は歴然としています。二つの国の国立博物館 蔵品を遥かに凌ぐ優品が手に入る!なんて滅多にないこと、金工品ならではかも知れません。

◆ 幅:65mm、高さ:48mm。アクリル台付き。
とにかくこの抜群の金味、鏨の冴え、それでいて気の抜けた飄々とした表情は、古代朝鮮ならではのもの。じっくりとご鑑賞を。ちなみに個人的に、百済と云う古えの邦への思慕が、本作への想いに反映されていることは否めませんです。

☆ ご売約となりました。ありがとうございました。
 


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