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古童 浄法寺 漆絵 菊花文 高足盆  

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蓬莱箱に続いて今回の東北出張の収穫をご紹介したいと思います。

雑誌 遊楽 1997年7月号の特集「浄法寺の漆絵」に同手品が掲載されていましたので参考画像として載せてあります。そこでは高足盆という名で呼ばれていて木皿に高い台が付いたような形のものです。祭器のような使い方もしたかもしれませんが、同じ浄法寺でもっと背の高い高坏が作られていますので、仏前に供えたり、貴人に菓子を差し出したりするときにはそちらを使うようですから、やはりこれもハレの日の食器の一種なのでしょう。

絵柄は違いますが器形はまったく同手のこちらは、黄漆(顔料は主に硫黄を使用するようですね)
で菊花が描かれています。この文様は段重などにも時折見られますが、この高足盆では珍しいのではないでしょうか。(もっともこの高足盆自体も他の器に比べればとても少ないものですが・・)

そこには児童画のような素直な花がただただ素朴に咲いています。上手く描いてやろうとか、自分の名を残したいだとか、そんな意識がもともと微塵もない人たちが描いた絵、それはある種の妙好人であって初めて描けるものでありましょう。日本にはこんなオートマティスムが存在していたとわかる好例です。

ベースの黒漆はさすが良質な日本の漆ですから、しっとりとした質感が愉しめます。漆絵コレクターさんにも漆絵入門者の方にもお勧めしたい一品です。

岩手の古いお寺さんから出たものですので、あまり兄弟離さずなるべく対でお売りしたいと思っておりますが、単品での販売のご要望もあるでしょうから、ご希望の方にはそうしたいと思います。
ただ先に一点だけ売れてしまったあとでは当然ですが対の販売が出来ませんのでそこはご了承ください。


A  口径14.6~15.0センチ 高さ8.1~8.4センチ

   口縁や畳付、高台内の部分に漆の剥落があります。

   御売約ありがとうございます。

B  口径14.5~15.1センチ 高さ8.3~8.6センチ

   口縁に大き目の漆の剥落、こちらの方が中央の菊花の絵柄の擦れがありますので少々お安くしました。

   御売約ありがとうございます。

共に江戸時代後期頃 それぞれ補修などはありません。
 


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