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古童 ガンダーラ 如来頭部 石像  

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ガンダーラとは現在のアフガニスタンからパキスタンに掛けて広がる古代王国のことです。おおよそ紀元前6世紀から11世紀の間存在し、1世紀頃から始まる王朝では仏教を篤く信奉したことから、おびただしい数の石像彫刻や塑像群が作られました。蛇足ながら一言。

その後イスラム支配下では偶像崇拝を禁じたこともあり、それら石造の建物のレリーフや寺院に安置されていた仏像などが多く破壊され海外に流出しました。幸か不幸か膨大な数のそれらは世界各国の美術館に収蔵されていて、徹底的な破壊からは免れることになりました。

こうした小像などは大きな建造物のレリーフの一部であったと思われます。レリーフには主にシッダルタ太子の誕生から王族としての生活、この世の矛盾や苦悩などを背負っての王城出奔から、出家しての苦行の数々、ブッダガヤの地で悟りを開き、クシナガラでの入滅など、その一生に関するストーリーの場面やスピンオフのエピソードなどが彫刻として作られています。

これはどの場面かは定かではありませんが、如来として悟りを開いた姿の頭部でしょう。穏やかで超越した仏陀のお顔が優しく彫り出されています。ギリシャローマ由来の頭髪表現、彫りの深いお顔ですが、わずかに歪みがあるのは高く見上げるような場所のレリーフであった為と思われます。

体高が1メートルを超えていくような単体で説得力のある石像は美術品としては素晴らしいのですが、なかなか経済的なこともあり座辺で愉しむというわけにはいきませんね。その点でこうしたレリーフの一部などは手許で寄り添ってくれるような親しみやすさがあるかと思います。

台座は手作りの素朴なものですが、座辺の友としては飾って愉しむことができればいいのではないでしょうか。

仏教美術はおそろしく深いものではありますが、こうして気軽に愉しめる懐の深さもあります。小品だからこその良さがあるなと思っています。

本体高さ9.0センチ 台座込み19.4センチ

3~5世紀頃

箱はありません。

補修などはありませんが、前頭部や鼻先、顎の一部にもともと出来ていた削げが見られます。

御売約ありがとうございます。

 


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