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半蔵門ギャラリー 天平経『法隆寺行信発願経』  

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『行信願経』または『虫喰経』などと呼ばれる、奈良時代の行信僧都発願による一括経のうち、『大般若波羅蜜多経巻第五百七十三』の一紙軸装です。
一括経の一部に「神護景雲元年(767年)九月五日奉写」との奥書があることから正確な書写年代が分かるものです。

「・・俗に虫喰経といふ。蠹(ト・きくいむし)害が甚だしい為その処置に困しむほどである・・長寛二年(1164年)に法隆寺相慶が修覆を加へて以来、度々整理の際薄紙を以て裏打をし見返しに金箔を散らすなどの装幀が却って虫害を受けたものである・・中央写経所の書寫である事は明らかである・・行信は殊に法隆寺東院(夢殿)の復興に尽した方であるがこの経を完成する能はずして寂したので弟子孝仁等が、師の志を継ぎその功を了し東院に納めたのである」
『日本寫經綜鑒』

「行信は深く聖徳太子の徳を思慕し、太子の住居であった斑鳩宮が荒廃しているのを嘆き、その復興に努めた。これが今の東院伽藍で、その業績をたたえ、夢殿にこの肖像が安置されている」この乾漆像は「没後間もない頃の制作と推定されている」『日本の美術254 乾漆仏』

天平の書は言うに及ばず、虫喰いの妙を、また奈良時代のひとりの傑僧の念いを味わっていただける一幅です。

表具は、朱の上下に濃緑色のスジを入れた、現代的空間にも合う、すっきりとしたものです。
太巻 本紙 : 26.3 x 55.5 cm 軸:92.5 X 62.6 cm

どうもありがとうございました
 


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