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高麗以外どこにも持って行きようのないこの油壺という形。しかしながらご覧の通り青磁ではない。はて?高麗白磁に油壺なんてモノあったかなぁ…否これが珍器なのかどうかはこの際あまり問題ではない…ただただ清々しい焼物だなぁという第一印象。眺めるに連れ、それに儚さも付け加わって、さらに掌で弄べば心が吸い込まれるような錯覚に。高麗の世界観を体現したかのようなこの愛おしき小壺に何を活けようか。
◆ 径:75mm、高さ:70mm。高麗後期。
画像中央列:上段左右(赤シール)腰から下にニュウ2ヶ所あり。2、3枚目は高台内のニュウ。最下段は釉ムケ。いずれも肉眼では見え辛く、照明を工夫してなんとか撮影できた感じです。油臭、水漏れはありません。箱はキツめですが、共箱なのでしょう。
☆ ご売約となりました。ありがとうございました。 |
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