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愛煙家には厳しい時代が続きますが、
嗜好品としての煙草は豊かな喫煙文化を育み、
様々な品が残されています。
本品は当時のノベルティだったのでしょうか。
煙草入れ(箱ごと)にはゴールデン バットの意匠が
描かれています。(両切り煙草のサイズです。)
灰皿中央部分はマッチ箱を置く場所です。
衒いのない品ですが、シンプルなだけに時代性が
よく表れており、洒落た大人の道具としての
色気を漂わせます。
ビル裏の喫煙所にて寒風に震えながら一服の日々も、
家での一服は紫煙をくゆらせ寛ぐ豊かな時間として
お楽しみいただける道具だと思います。
戦前
灰皿部分径:14.5センチ
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