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赤肌上がりの朝鮮三島徳利です。青磁釉が窯中で酸化焼成されることで現れる赤肌ですが、彼の地では失敗作として打ち捨てられました。しかし赤楽茶碗のような雅味があり、我が国では菓子鉢等が伝世し諸家に分蔵されております。本作は釉が厚く片身替わり様になっており、白黒象嵌も面白く魅力のあるものです。口の傾きも味わい深く「呑みたくなる」一本ではないでしょうか。
酒量は一合半。嬉しいことに無瑕完好、油も入っておりません。深まる秋、夜長のお供にいかがでしょうか。愛蔵に値する徳利と思います。
高 140mm
幅 85mm
桐箱、風呂敷付
麗末鮮初(15世紀)
◎早々の御売約ありがとうございます。
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