|
古渡りのデルフトの双耳鉢です。
新渡りなどと呼ばれる、明治以降に招来されたものとは残る数が異なります。
壊れやすいデルフト独特な造形のため、見かけるものは発掘品など状態の悪いものが殆どですが、極めて良好なコンディションで伝世しています。
また通常のこの手のものよりかなり大振り、初見です。
李朝の白磁などとは趣の異なる、デルフトならではの存分に魅了される白です。
「阿蘭陀焼 耳付鉢」と書かれた江戸箱に、塗蓋を作った際に新しく箱を足し、さらに二重箱としたようです。
伝世
参考画像 阿蘭陀 根津美術館編 71番
口径33cm(耳含む) 高さ11cm 18世紀前半
ご売約ありがとうございました。
|
|