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古童 唐津 歪み茶碗 見立片口  

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その歪んだ形姿から物原に捨てられたものと思いますが、そんな膨大な数の陶片類の中から取り上げられて大切に伝えられたものと思います。陶片類とするにはあまりにも疵は少なく見捨てがたいよい状態であったことが取り上げられた理由のひとつ。

そしてカリッとしたいい焼成で上がっているということもありますね。普通の飯碗タイプのものより腰が張ってやや半筒に近いものだったかもしれません。赤く好ましい膚の土見せ、畳付は片薄の三日月になっています。お手本のような色味ですね。

見込みには茶溜まりのような窪み、鏡の部分にきれいな碧い釉薬が溜まっています。星のように降った鉄分もまたアクセントのようなもの、いきいきとした膚もまたきれいに光っています。

そして特徴的なのはその歪み方でしょうか、当然欠点ではあるのですがこの形ゆえに、見立てとして湯冷ましや片口のように使えるところがむしろ長所のようなものです。実際に使用してみるとこの窪みに指がかかって気持ちよくフィットするものになっています。

ひっつき故の歪みですが、そうなったからこそこんな面白い見立ても出来ると云うもの、古陶磁好きの片口として酒でも煎茶でも愉しく使えるうつわです。

故村山 武さんの文章にも歪み茶碗を湯冷ましとして使うくだりがありましたが、私なども普段のくらしのなかに使用する古陶磁の好例として憧れたものです。

容量とすれば1合ほどですが、小ぶりの盃との組み合わせでちびりちびりと秋の夜長に如何でしょうか。

口径11.7~8.0センチ 高さ7.2~5.2センチ

桃山~江戸時代初期

箱は現在製作中で、きれいな木目の杉箱が9月2~3日頃上がってくると思います。

画像でご覧頂けるように口縁に金繕いやひっつき痕があります。また胴の部分にもひっつき、高台畳付に薄い削げが見られますが、置いてみたときに安定していますので、お使いになるのに不都合はないかと思います。

御売約ありがとうございます。
 


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