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発掘伝世の古唐津片口です。欠点が少なく、昨日窯から出てきたかの如く艶やかな膚。片面には斑唐津のような鵜の斑が現れており、無地唐津とはいえ表情豊かなのが嬉しいところ。以前は片口茶碗として使用されていたのでしょう、味わい深い見込も魅力のひとつです。
容量は正一合。指に吸い付くようにフィットする口縁の歪みも大事に伝世した証、と頷首。酒のキレも申し分ありません。
注ぎ口と玉縁の一部に燻し銀直し。フリモノとヒッツキを処理した箇所に小さな擦り傷がございますが、気になるようなものではないと思います。
径 105 – 115mm
高 62 – 65mm
桐箱付
桃山〜江戸初
早々の御約定ありがとうございます。 |
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