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小さくもまことに美しい、古い仕立ての伝世の香炉です。
口辺には、いずれも古い数ヶ所のホツやニュウがあり、それらは香炉として実用に供されて来た歴史を物語っています。
と同時に箱には『蓋置き』とも書かれており、お茶人は見込みにたっぷり溜まった釉薬の美しさに魅了され、これを見せる為に蓋置きへの転用を思いついたのでしょう。
姿、肌ともに油揚げ手に先行する古格を持ち、掌中の珠と云った趣の逸品です。
◆ 径4.7cm、高4.6cm。桃山時代。ボロボロなれど緞子の仕覆、インド更紗の風呂敷ともに本歌です。
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☆ ご売約ありがとうございました。 |
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