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墨や朱肉の痕跡がそのまま残る、ウブなコンデションの瑠璃地扇形水滴です。
民画のような柔らかい線で陰刻された蓮花文(朝鮮の水滴は、形や文様のモチーフに水辺の動植物が好んで用いられます)が好ましく、呉須の発色も申し分ありません。
注口部(7枚目の画像)、及び角部に使用上のホツレがあります。
瑠璃の扇形水滴は時折見かけますが、上部に陰刻を伴うものとなると非常に稀ですので、水滴コレクション等にもお勧めです。
同手の意匠の水滴を参照画像として添付致しました。
径 10.3cm
高さ 2.4cm
朝鮮時代後期
参照画像・・・「朝鮮時代 文房具」 国立中央博物館 1992 P151
早々のご売約、ありがとうございました。 |
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