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市松文様(石畳文様)で縁取られた、厚手の古染付角皿です。
同図文様の角皿を美術館や著名蒐集家の図録等で
見かけた方も多いと思います。
それらの同手角皿も出品の角皿同様、
濃淡のある呉須と拙いともいえる筆致で
絵付けが施されています。
ご存知のように、古染付には闊達な筆遣いによる
見事な絵付けが施された品も多くあります。
瀟洒な幾何学文様からなる図柄をあえてそのように描かせた、
茶味を狙った当時の茶人による注文ではないかと
想像の膨らむ古染付です。
画像でご確認いただけるように、漆による古くの繕いの他
補修はなく、高台に削げが見られるのみです。
安心してご使用いただけます。
参考画像
用の美 柳宗悦コレクション 世界文化社 日本民藝館蔵
明代末
高さ:3センチ 長さ:16.5センチ
ありがとうございました。 |
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