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フォルムが柔らかく美しい、弥生らしい弥生の壷です。
柔らかいといっても、弱いものではなく、包み込む母性のようなやさしさを感じる弥生の壷です。
土器を見ると、花が投げ入れられている姿が眼に浮かぶものが多いのですが、この弥生の壷には浮かびませんでした。
もちろん落しを使用し、花器としてもよいでしょうが、このままで充分に鑑賞に値する壷だと思われます。
ご覧のとおり、腰がふっくらとゆるやかに張り出しておりますが、腰から底面にかけ程よい高さがあり、口頸部の高めの立上がりと相まって、全体のフォルムは、丈のある、すらりとした印象を与えます。
三分一程欠失しておりますが、口縁の外側をめぐる帯は、貼り付き方が、べたっとしものではなく、ふんわりと且つ端正に付けられております。この口縁の柔らかく端麗な様も、全体の印象を優美なものにしています。
底面が小さめですが置くと安定しているところも、落ちついた印象を与えます。
状態は、口縁に、欠失と補修(画像手前右より)、胴に、補修が2カ所、約1 x 1.5 cm と5 x 2.5 cm あります。どちらも中に補修痕が見えないので表面を調整したものと考えます。出土地不詳 高さ26.3cm |
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