|
根来の中でも折敷と並んで数の多い椀だけに普通のモノでは面白くないのですが、一見してただならぬ気配に惹かれ久々に根来を買いました。丈が低く腰の張った姿は、室町の質実剛健な気風を受け継いでいます。都作の雅な気分はなく、東北産を確信させる無骨粗放な風格を具えていますが、浄法寺より一段古格があります。高台内側の削り角度も桃山前後ある事を示していると思います。
買い出した人の話では数少ない伊達塗りの根来で、三ツ椀で云うと中椀に相当するサイズですが、この椀はこの寸法のものしか出てこないそうで、通常の三ツ椀・四ツ椀の様に重ねる碗ではないとの事でした。
外側は①とほとんど変わりませんが、見込みの朱塗りがかなり摩滅して、下地の黒がより剥き出しになっています。痩せが少なく、見込みが広く見えます。
◆ 径:11,5-11,8cm、高さ:5cm。
☆ ご売約ありがとうございます。 |
|