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堅手茶碗と呼ばれるものは個々の上がりで千差万別、ひとつひとつの個性があって面白いものですが、凡庸なものも多いのが現実ですね。しかしこの御本染みと呼ばれる赤い斑紋が出ているものは秀逸な表情を見せるものがあります。赤い土質が釉層を通してほの見える、まさに雪の下に咲いた寒牡丹の趣と云えましょうか。よく平皿の見立てで茶碗と云うものもありますが、見込み中央に茶溜まりがありしっかり茶碗の風情です。裏返して見ると赤みと灰白色のコントラストが美しく現れ、高台の土見せがその素地の魅力をダイレクトに伝えます。中央にきっちり兎巾が立ち、ちりちりとした縮緬皺がきれいに出てますね~。製作時の指痕も生々しく残り、当時の陶工の息吹が聞こえてきそうです。シャープで美しいフォルムと多彩な表情をおいしいお茶と共にお愉しみください。
口径17.1センチ 高さ4.6~5.1センチ 李王朝時代前期 桐箱付き 美しい紫縮緬の仕覆に収められています。
口縁に金繕いが1箇所、3センチほどのニュウが2本、他に3ミリほどの小さな削げがありました。 |
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70,000円
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